真備にて活動と、雑感
新倉敷駅。ここからVCへバスが出ます
7月以来、何度か現地へ行っています。3ヶ月が経とうとしています。
砂色だった景色には緑が戻り、コンビニなどのお店も幾つかは営業を再開しており、少しずつ、元の状態に戻りつつあります。
とはいってもやはり、なのですが。
この日僕が伺ったお宅の、同じタイプの空き家です。一切手がついていません。
窓は割れ、砂は積もったまま、僅かに臭いも漂います。
ボランティアは足りない一方で、その派遣依頼すら出せないお宅や建物もあるのが実情です。
このご家族が被災したのは、真備に住みはじめて2ヶ月のことです。
晴れの国岡山、穏やかな気候の街。そこに腰を据えた途端に雨が降りました。
ご夫婦が何度も仰られるのは、どうしようもない、ということ。
確かにどうしようもない、だけど、過去はどうしようと変えようがないからこそ、少しでも前を向けるように、お手伝いをしたいと思います。
それが、我々のような一期一会のボランティアという立場であろうと、です。
中学校のグラウンド
一方で、最近思うのは、気づけば自分自身が救われてる、ということ。
大きなコストをかけて訪れ、一生懸命、頭と体を動かして、終わりにありがとうと言ってもらえると、本当に来てよかったと思えます。毎回です。
その経験を求めて、何度も真備を訪れている自覚があります。
岡山や広島には、名古屋にはないものがあります。これからも触れていきたいな。