そうだ、ボランティア、行こう。

名古屋リーマンの週末災害ボランティア

台風19号、長野にて

長野のりんごの収穫時期は、例年11月ごろ。台風19号はその直前、10月12日に大きな被害をもたらしました。

 

先日、長野市赤羽地区に、災害ボランティアに行きました。僕が伺ったりんご農家さんは、未だ避難所で生活されています。
「避難所の暮らしはしんどいですか」と聞くと、「まあ仲間と毎日酒盛りで楽しいよ、そうでもせんとやっとれん」と笑われました。

 

畑に泥が流れ込むと、りんごの木の根は呼吸できず腐ります。辛うじて木に残ったりんごも、果実の中心が痛みやすくなるため、全てが出荷できるわけではありません。さらには、早摘みしたものを保存する冷蔵庫も、浸水でダメになりました。

 

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畑の掃除にも取り掛かりたいけど、まずはお家を。卵や味噌、マヨネーズが残ったまま倒れた冷蔵庫を、腐った水をたっぷり吸った布団を片付けました。床下の泥には手がつけられませんでした。

 

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作業後に、副区長さんにお話を伺いました。
「信州りんご発祥の碑」がある赤沼地区の高齢者割合は約40%と、限界集落に近いです。ただでさえ人手不足の中、台風の被害と、のちに来るかもしれない風評被害。文字通りと言っては不謹慎だけれど、強い逆風が吹いています。

 

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「できるひとが、できることを、できるだけ。」
それがボランティアの鉄則と考えています。

 

その範疇でお願いするなら、この冬、長野県産のりんごを、一つでも食べてもらえると嬉しいです。